スワミ・ヴィヴェーカーナンダの言葉集
・各々の魂は潜在的には神聖である。われわれの目標は、内外の自然を制御して内なる神性を現わすことである。このことを労働、礼拝、心の統御、または哲学によって――これらの一つ、二つ以上、または全部によって――なし、自由になれ。これが宗教の全部である。教理とか教義とか儀式とか書物、寺院、形式などは第二義的な些末事だ。
・たとえ君たちが三億三千万の神話の神々を信仰し、また外国人が君たちの中につれてきたすべての神々を信仰するとしても、それでも尚、君たち自身への信仰を持たないなら、君たちにとって救いはない。君たち自身を信じ、その信仰の上に立ちたまえ。
・この人生は短く、世のつまらぬ事物は束の間のものだ。しかし他者のために生きる人々だけは生きる。その他は、生きているというよりは、死んでいる。
・年を取るにつれて、私は自分が一層、小さなものごとの中に偉大さを探し求めるようになっていることに気づくのだ。誰でもが、偉大な地位に立てば偉大であろう。臆病者でも、脚光を浴びていれば勇敢になるだろう。世間が見ているのだもの! 次第につよく、私には、真の偉大さとはあの、時々刻々だまって着実にわが務めを行いつつあるいも虫の偉大さであると思われるのである。